骨董品や美術品を売ろうと思ったら、少しでも高値で買い取ってもらいたいと思います。しかし、美術品を高値で買い取ってくれるお店を探すのは一苦労です。なぜなら、美術品を買取ってくれるお店によって価格が10倍以上になることもあるからです。そこで、上手な美術品買取方法や買取業者の選び方、高く買い取ってもらう日頃からのお手入れ方法を紹介します。
美術品買取の方法
美術品の買取方法は2種類あります。買取専門店のみをしているお店。又は、販売と買取両方をしているお店で買取ってもらう方法です。
買取専門店の場合、一般のお客さんから買い取った美術品を、専門業者や市場に転売をしています。転売した差額が買取専門店の利益になるので、基本的に買取り専門店での美術品売買は、どうしても安くなりがちです。では販売と買取の両方をしているお店はどうなのでしょうか。
販売と買取をしているお店は、一般のお客さんから美術品を買取ります。買い取った美術品はコレクターや愛好家に直接販売します。買取専門店は「お客→美術品買取専門店→美術品市場→販売店→コレクター」と仲介業者が多いのが特徴です。販売と買取をしているお店は「お客→お店→お客」と仲介業者はお店のみになります。このため、美術品買取専門店よりも、販売と買取の両方をしている業者の方が、美術コレクションを高く買い取ってもらえる可能性が高いのです。
買取業者の選び方
美術品を高く買取ってもらうには、売ろうとしている品物と、お店で扱っている品物のカテゴリが同じでなければなりません。美術品買取専門店だけでなく、販売と買取をしているお店も同様です。専門外の品物はお店の人が鑑定できず仲介業者に査定を依頼するからです。
美術品のお手入れの注意ポイント
お手入れの際も急激な温度変化で美術品にひびが入ってしまうことがあります。表面のほこり程度ならパソコン掃除用のブローブラシで取り除けます。お湯や水でお手入れした後は、直射日光にあたらないように陰干しし、完全に乾くのを待ってから保管をします。高価買取を実現するには美術品の保管状態が肝要です。美術品は温度や湿気などの環境に敏感だからです。また、湿度の高い日本ではカビにも気をつけなければなりません。保管場所は防湿庫のような、直射日光にあたらない風通しのいい場所へ保管しましょう。