コンパクトカーの定番で中古車の流通も多いマーチ
日産マーチは、コンパクトカーの定番とも言える車で歴史も長いモデルです。
生産台数も歴史を通じて多く、若干買い替えのスピードが早い車ともなっています。
マーチは2010年モデルが現行型となっていますので、他のメーカーのコンパクトカーと比べるとデザインや機能性でちょっと古い感じがします。
また、競合車が多く、もともとの販売台数が多いこともあって中古車マーケットの流通量も多くなっています。
こうしたことから、どうしても中古車価格が安めになりがちで、年数が経つにつれてどんどん下落していく傾向が見られます。
そのため、できるだけ下落率が低い状態、つまりある程度早めのサイクルで売買をしていった方が良いということになります。
また、グレードやオプション装備による買取価格の違いも出やすいので、自分の車がどの価格帯に当てはまるかをしっかりとチェックするようにしましょう。
10年落ち以内にとどめておかないと値が付かないことも
マーチは流通量が多いということもあって、買取価格がシビアに付けられます。
そのため、できるだけ早めに売却を考えた方が良く、10年落ち、走行距離5万キロオーバーとなると、値が付かなくなる危険性が出てきます。
たとえば、2016年式のSグレードでは53万円程度となっていますが、走行距離が1万キロほどしかなくても、2012年式となると40万円となってしまいます。
状態が良くても年式が古くなるだけで、かなり買取価格が下がりますので、決断を急いだほうが良いでしょう。
年式が2008年、2006年となるとグレードはあまり関係なく、5万円程度の買取価格設定となり、あまりお得な価格では売れなくなってしまいます。
ある程度の年数保有している車であれば、すぐに買い替えを考えて値が付くうちに売るか、乗り潰す気持ちでずっと乗るという手段を採るのがベターでしょう。
一度査定に出してみて、自分の車がどのくらいになるのかを見た上で将来のことを考えることができます。
地道に査定情報を集めて満足できる買取価格を探す
このように、マーチは全体的に年数が経つにつれてどんどん買取価格が安くなります。
中古車の流通も多くある程度の相場が形成されているため、価格交渉を強く進めてもそれほどの上乗せは期待できません。
そこで、できるだけたくさんの査定の情報を集めて、より高く買ってくれるところを探すのがベターでしょう。
地道に一括査定サイトや、複数の買取店を回ってみて、満足できる価格で査定してくれるところを見つけるのです。
そして、ある程度の価格で折り合いをつけるようにして、あまり交渉を長引かせることなく売る方が賢明です。