若者を中心に人気があり価格が安定傾向にあるキューブ
日産キューブは、独特のデザインが特に若者に人気を呼んでいて、中古車マーケットも価格が安定傾向にあります。
ファミリー向けの車のように、すべての層に受け入れられるという車ではないため、若干ファミリーカーに比べると下落率が高い傾向にありますが、年数が経ってもそれなりの価格が付くというのがメリットです。
全体として流通量がそれほど多いわけではありませんし、固定ファンが多いため、それほど買取価格のばらつきが全国的に見られないのが特徴です。
相場を把握して適正価格で売却しやすい車だとも言うことができ、売りやすいのがメリットと言えます。
ボディーカラーやインテリアカスタムなどによっても買取価格が変わることもありますので、年式や走行距離だけでなく、細かな点にも注目して交渉を進めていくことが大事です。
50万円以上の買取価格を狙うのが目やすとなる
キューブは、年数の経過と価格の下落という関係で見ると、最初の数年で下落が大きく、その後緩やかに価格が落ちていくという傾向が見られます。
そのため、初回車検のタイミングで売るのにはあまり向いておらず、数年経った後で売るのが割合としてはお得であると言えるでしょう。
たとえば、Vセレクションの2017年式、2万キロ程度の走行距離では60万円台後半から70万円程度なのに対して、2010年式で走行距離3万キロだと45万円くらいとなります。
年式が新しい方が下落率としては高くなりますので、もう少し保有してから売った方が下落率で考えるとお得になるのです。
もちろん、走行距離なども関係してきますので、上手にバランスを見ることが重要です。
そして、ボディーカラーによる買取価格の差も無視できません。
たとえば、同じVセレクションで同じ2015年式でも、ちょっと奇抜なカラーであるレッドだと50万円台なのに対して、ブラウンだと70万円前後まで買取価格が付くことがあります。
やはりキューブはデザイン性を重視して購入する人が多いので、ボディーカラーというのは大事な要素となってくるのです。
内外装のきれいさをアピールして交渉を進める
前述のボディーカラーの差のように、キューブは全体として見た目重視で購入を決める人が多くいます。
そのため、インテリアのきれいさや小傷のなさ、カスタムオプションの有無などが買取価格に大きく影響することがあります。
価格交渉をする際には、内外装のきれいさをアピールして価格の上乗せができないかどうか確認してみると良いでしょう。
買取店としても、きちんと掃除、洗車がされていて印象がいいものについては、多少なりとも上乗せをしてもいいかな、という気持ちになるものですので、きちんときれいにした状態で査定を受けるようにすることが肝心です。