国内ではちょっと中古車の評価が低めのアクセラ
マツダ アクセラは、世界的に強い人気を示して、マツダの歴史の中でも高い販売台数を誇っています。
大きすぎずちょうどいいボディーサイズの中に、最新の走行技術、安全性能設備が盛り込まれていて、独自の斬新なデザインが目立っています。
こうした特色があるため、世界的にかなり売れていて、マツダの一つの顔となりつつあります。
しかし、日本国内では世界的な動きに比べると、それほど知名度が高くないという状況が見られます。
やはりデミオなどの定番車の人気が高く、アクセラが埋没してしまっている感じなのです。
こうしたことから、その性能や世界的な人気の高さに比べると、中古車買取価格は若干低めで推移しているというのが現実です。
100万円を切ってしまうモデルが多いアクセラ
アクセラの中古下落率は、他のモデルよりも高めになっています。
たとえば、2015年式の15Sツーリングでは走行距離2万キロで、ギリギリ100万円という買取価格が付いています。
一方でノーマルな15Sでは、2014年式で3万キロの好条件でも、80万円くらいの買取価格というのが一般的です。
新しい年式、短い走行距離でも新車購入時と比べるとかなり安くなっています。
そのため、アクセラでは初回車検での買い替えはあまり得策ではなく、損をしてしまう公算が高くなります。
ある程度の期間乗ってからの売却を考えた方が、下落率という面で見るとお得に売れると言えるでしょう。
アクセラは年式が古くなると、今度はグレードによる価格差が強くなる傾向が見られます。
たとえば、2011年式の20Eは30万円程度の買取価格が付きますが、20Cとなると15万円くらいが相場となります。
グレードと年式のバランスを見ながら、お得度が高いタイミングで売るのが賢い方法となります。
地道に価格交渉することが肝心
このように、アクセラは全体的に下落率が高く年式に関係なく、低めの買取価格が設定される傾向があります。
新しい年式での売却は、他のモデルに比べると下落率が高くなりますのであまりおすすめできません。
そのため、ある程度乗ってからの売却の方が良いでしょう。
全体的に低めの買取価格設定となっていますので、地道に複数の買取店での査定をして価格交渉をすることが肝心です。
ネットの一括査定サイトなどを活用して、できるだけたくさんの査定を出してもらい、ある程度の相場を把握した後、それぞれの価格を見ながら競争をしていきます。
また、オプション装備やメンテナンスをしっかりとしてきたことなどを、実車査定の際に積極的にアピールして、できるだけ上乗せしてもらえるように交渉することも大事です。